おんざまゆげ

"感受性マイノリティ男子"が綴る日々の雑記・雑感… 読書、映画、アニメの感想など。

セクシュアリティ

『男と女の友人主義宣言―恋愛・家族至上主義を超えて』/労働・恋愛結婚・モテ幻想から「男を救う」ために

著者の佐藤和夫さんは哲学やジェンダー論が専門の学者で、有名な著作に『仕事のくだらなさとの戦い』がある。これは「労働至上主義」を批判した本であるが、今回の本では「恋愛・家族至上主義」を批判している。 資本主義社会を支えている二つの至上主義(労…

【漫画】倉田嘘『百合男子』/百合に命を懸ける男

一見イケメンな眼鏡男子高生・花寺啓介。普通に彼女とかいそうな彼なのだが、その正体は、少女同士の恋愛を主に描いた“百合”に萌えてしまう“百合男子”だったのだ・・・!! 百合が好きだ。しかしそこに男である自分は存在しない・・・いや、してはならない!! そんな…

【漫画】水城せとな『窮鼠はチーズの夢を見る/俎上の鯉は二度跳ねる』/男同士の関係を迫られ…!?

大学の後輩・今ヶ瀬との再会…。それは恭一の妻が彼に浮気調査を依頼したのがきっかけだった。浮気の事実を隠す代わりに、今ヶ瀬に男同士の関係を迫られ…!? 水城せとなの大人気作品が、新作書きおろしを加え、新装版で登場!! 限りなく切ないアダルト・ラブス…

【小説】白石一文『ほかならぬ人へ』/「嗅覚恋愛」という新機軸

【あらすじ】 二十七歳の宇津木明生は、財閥の家系に生まれた大学教授を父に持ち、学究の道に進んだ二人の兄を持つ、人も羨むエリート家系出身である。しかし、彼は胸のうちで、いつもこうつぶやいていた。「俺はきっと生まれそこなったんだ」。 サッカー好…

【小説】島本理生 『よだかの片想い』/24歳理系女子の不器用で一途なファーストラブ

左の目から頬にかけてアザがある理系女子大生の前田アイコ。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから…

【映画】『カケラ』(安藤モモ子 監督)/恋愛の対象に男か女かなんて関係ない!

父・奥田瑛二監督作などで現場経験も積んできた安藤モモ子が、人気少女漫画家・桜沢エリカのコミックを原作に記念すべき監督デビューを飾ったガールズ・ムービー。満たされない気持ちを抱えていたヒロインが、対照的な女性と出会い、葛藤しながら成長してい…

【映画】『恋愛小説家』/恋愛経験ゼロの「恋愛小説家」が「最貧困シングルマザー」に恋に落ちる!超難度な純愛ラブストーリー

第55回ゴールデン・グローブ賞で主要3部門に輝いた、ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント共演の恋愛ドラマ。偏屈で嫌われ者のベストセラー作家と、バツイチで子持ちのウェイトレスが織りなす不器用な恋を、さりげないユーモアを交えて描く。 誰かれ構わず…

【小説・アニメ】伊藤計劃『ハーモニー <harmony/> 』/魂のために、魂のない世界を作るー逆説の救済思想

「大災禍」と呼ばれる世界規模の混沌から復興した世界。かつて起きた「大災禍」の反動で、世界は極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会へと移行していた。 そんな優しさと慈愛に満ちたまがい物の世界に、立ち向かう術を日々考えている少女が…

【映画】『Blue』(原作 魚喃キリコ)/ウブっ子とマセっ子の青春ガール・ミーツ・ガール

海辺の街にある女子高を舞台に、思春期の女子高生の淡く切ない体験を繊細に描いた青春ドラマ。漫画家・魚喃キリコの同名コミックを「dead BEAT」の安藤尋監督が、「とらばいゆ」の市川実日子主演で映画化。共演は「阿弥陀堂だより」の小西真奈美。これが映画…

【映画】『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』/写真集から生まれた青春Love百合映画

女子高生たちの日常をフェティッシュな少年の視点でとらえた写真集『スクールガール・コンプレックス』を原案とする青春ガールズムービー。監督は「nude」「真・兎 野性の闘牌」の小沼雄一、脚本は「童貞放浪記」「モンゴル野球青春記」の足立紳。主演は雑誌…

『日本文学にみる純愛百選』(芳川泰久監修)

日本文学にみる純愛百選 zero degree of 110 love sentence 作者: 芳川泰久,江南亜美子,荻野哲矢,駿河昌樹,高頭麻子,十重田裕一,三ッ堀広一郎,望月旬,山崎敦,和久田頼男 出版社/メーカー: 早美出版社 発売日: 2007/03/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) …

【アニメ】『青い花』(志村貴子先生)

もし私の好きな人が女の子だったらどうする? 少女たちの揺れる心情を描く、繊細で上質な恋物語… 「マンガ・エロティクス・エフ」にて連載中の志村貴子先生が描く「青い花」は、女の子同士の恋愛と友情を繊細なタッチで描いた清冽で愛おしい恋物語。 (アマゾ…

【小説】『ナラタージュ』(島本理生 著)

ナラタージュ (角川文庫) 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2008/02 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (86件) を見る お願いだから私を壊して、 帰れないところまで連れていって見捨てて、 あなたにはそうす…

試しに観てみた百合アニメ『ささめきこと』

自分自身の「百合性」を確かめたいがために、今夏はいろいろと百合作品を物色しました。 結果は「それほど百合男子ではなかった…」というオチでしたが、それでも面白い作品が幾つかありました。今回はアニメ『ささめきこと』を観た感想を書いてみたいと思い…

【小説】唯川恵 『刹那に似てせつなく』

刹那に似てせつなく (光文社文庫) 作者: 唯川恵 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2004/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (10件) を見る 42歳の並木響子は、復讐を遂げた。名前も年齢も偽り、掃除婦として潜り込んだ会社の副社長室で、男を刺し殺した…

『花のもとにて』(堀田あけみ)

花のもとにて (角川文庫) 作者: 堀田あけみ 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2000/01 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (5件) を見る 「BOOK」データベースより ひそかに憧れていた先輩・大沢を追って、同じ心理学の大学院に入学した響…

『号泣する準備はできていた』(江國香織)

号泣する準備はできていた (新潮文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/06/28 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 49回 この商品を含むブログ (165件) を見る

「百合男子」疑惑…(限りなく友情に近い百合)

●「百合男子」とは… 仲のよい女の子同士を見ているとスイッチ入っちゃうような作品…これを今は一般的に「百合」と呼ぶようになっています。以前も「セーラームーン」や「ウテナ」などを中心に「女の子同士いいよねー」というのはあったのですが、この漠然と…

幼児を見て「かわいい」と言っただけで「ペドフィリア疑惑(ロリコン)」認定されかねない…(男ってめんどくせぇ…)

●「うな子」は論外だが… wotopi.jp 「博報堂」の担当者は「動画はうなぎを天然水でストレスがかからないように大切に育てているということを一番に伝えたかったもので、性的なものをイメージさせる意図はまったくありませんでした。