おんざまゆげ

"感受性マイノリティ男子"が綴る日々の雑記・雑感… 読書、映画、アニメの感想。

『北の国から』の五郎は純を怒らない、叱らない、責めない…なぜ?

 

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 「なぜ息子を怒らないのか…」という意見、違和感、…

 

 怒った方がいいのか、怒らない方がいいのか…。

 僕にはよくわかりません。

 

 思い出したのが『北の国から』の五郎と純の親子関係です。

 ドラマの中では「父として息子を叱りつけるポイント」がいくつもあるのに、五郎はまったく叱りません。

  父として叱るべきポイント(純がしでかした事件)を三つ上げるなら、

 ・「'84 夏」の丸太小屋全焼事件

 ・「'89 帰郷」の傷害事件

 ・「’92 巣立ち」のタマコ妊娠・堕胎事件

 

 上記の三つの事件は純が自らしでかした事件です。

 それらの事件発覚後、父が息子を叱りつけ、ぶん殴ってもいいレベルの事件ですが、五郎はまったく怒らない、叱らない…。

 ドラマだったら金八先生のように「殴った後に抱きしめる」的な演出があってもいいようなものなのに、五郎は不思議なほど息子を怒らないのです。

 

 五郎のスタンスは、純が自らの罪を告白するまでずっと「待ち」の態勢です。

 「89 帰郷」では、純は東京で傷害事件をしでかして実家の富良野に帰ってきますが、五郎は事件についてまったく触れません。「どうしてそんなことしたんだ?」と普通だったら聞くと思うのですが、五郎は一切触れない。「よく帰ってきたな…」という感じです。

 ドラマのラストで純は傷害事件のことを五郎に告白しますが、それを聞いた五郎は「まぁ…仕方ないさ」みたいな反応で、息子をまったく叱らない、責めない。恐るべき包容力・承認力なのです。

 「92 巣立ち」では、純は、付き合う気もない女性と成り行きでセックスし妊娠させてしまいます。それを知って東京に飛んできた父の五郎は、純にこう言います。「まあ、仕方ない…あやまっちゃおう!‥…父さん謝るの慣れてるから、父さんの姿を見て真似しなさい」という感じ。ここで息子を怒らずしていつ怒るのか?と思うのですが、五郎はまったく怒らない、叱らない、責めない。そして、純と一緒に謝ってくれる、寄り添ってくれる。

 

 こういう五郎のようなスタンスはいったいどうなのか…。

 アリなのか、ナシなのか…。

 やっぱり僕にはよくわかりません。

 

 もし、純が強姦致傷事件をしでかしたら、五郎はどうするのか?

 このときも純を叱らず、怒らず、責めずのスタンスを貫くのか…。

 (こればっかりは倉本聰さんに聞くしかないのですが…。)

 

 ちなみにドラマシリーズの「北の国から」第5話で、餌付けに成功していたキタキツネに向かって石を投げつけた純に対し、五郎は二発ぶん殴ってます。五郎は純を「叱らない」のではなく「叱れない」のではないか、という疑惑がありますが、そのときはちゃんと叱っていました。

 

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