父・奥田瑛二監督作などで現場経験も積んできた安藤モモ子が、人気少女漫画家・桜沢エリカのコミックを原作に記念すべき監督デビューを飾ったガールズ・ムービー。満たされない気持ちを抱えていたヒロインが、対照的な女性と出会い、葛藤しながら成長していく姿を繊細なタッチで綴る。主演は「愛のむきだし」の満島ひかりとモデル出身の中村映里子。
女子大生のハルは、ボーイフレンドといてもいつも何かが欠けているような気がしていた。そんなある日、彼女はリコという女性から声を掛けられる。彼女はメディカルアーティストと呼ばれる、病気や事故で失った身体のパーツをつくる仕事をしている。やがて2人の奇妙な交流が始まる。恋愛の対象に男か女かなんて関係ないというリコに心の安らぎを感じ始めるハルだったが…。
<allcinemaより>
原作は『LOVE VIBES』桜沢エリカさん(1996)
2010年公開。
監督・脚本は安藤モモ子さん(これが初メガホン)。
女性が女性に恋をする百合映画
今年いろいろ物色した百合映画の中では一番よかった作品でした。
とにかく二人の女性(満島さんと中村さん)が醸し出す雰囲気が最高です。
女性同士特有の浮遊感、清潔感、ふわふわ感。
二人のナチュラルコンビが最高にいい!
リコ役の中村映里子さんの演技は非常に個性的で、観る者すべてを惹き付ける力があります。
もちろん、満島ひかりさんも…。
この二人を観ていると、二人には絶対に幸せになってほしいと思う…
ただただそう願わざるをえないぐらい二人はお似合いなのです。
猫っぽい二人の女性の結末は…
ソフトな百合映画が観たい人におすすめ!