おんざまゆげ

"感受性マイノリティ男子"がつづる日々の雑記・雑感… 読書、映画、アニメの感想など。

【新刊】興味ありがちな新書 10冊/2018年2〜3月新刊

2〜3月の新刊(新書)チェックです。

 選定ルールは、

 ・2〜3月頃に出版された本。

 ・興味ありがちな10冊精選。

 

行政学講義 日本官僚制を解剖する

行政学講義 ──日本官僚制を解剖する (ちくま新書)

行政学講義 ──日本官僚制を解剖する (ちくま新書)

 

  まさにタイムリーな1冊。行政学にかんする教科書です。

 《 支配・外界・身内・権力の四つの切り口で行政の作動様式を活写。その実相を解明したうえで、現在の官僚制とのつきあい方の心得を提示する。行政に携わる為政者にとっての「行政学の教科書」ではなく、支配と権力にさらされる被治者を読者として想定した、公務員対策たる「行政学の基本書」。 》

 

 

公文書問題 日本の「闇」の核心

公文書問題 日本の「闇」の核心 (集英社新書)

公文書問題 日本の「闇」の核心 (集英社新書)

 

  こちらもタイムリーな1冊です。公文書改ざん問題...。少なくともこういう本で指摘されていることぐらいは改善されてほしいと思います。

 

 

 目的なき人生を生きる

目的なき人生を生きる (角川新書)

目的なき人生を生きる (角川新書)

 

 「人生の目的」という考え方を否定する画期的な人生論。その名を「解放の哲学」と言うらしい。「人生には目的などない」と考えたほうが確かに生きやすくなることはまちがいないと思います。目次を見ると人生論の本というより哲学や倫理学の本のようなつくりになっています。私が惹かれたのは《目的は存在しない。目的は作るものだから。》、《人生は評価されるためにあるのではない。それが「尊厳」ということの意味である》などです。

 

 

 伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション

 著者は元サッカー選手。今は名古屋グランパスの監督をしています。以前はフジテレビのサッカー解説でおなじみの方でした。風間さんのサッカー解説はプレーヤーを批判しない(個人を責めない)ことで有名で、その独特の「優しい解説」が私はとても好きでした。この本の目次を見ても「人のせい、物のせいにさせない。」とか「人は絶対怒らない、仕事を怒る。」という項目があり、解説者だったころと同じように「個人攻撃をしない」という観点はいまだに健在です。
 殊にスポーツ解説者というのはプレーヤーの悪い点をあげつらって「ああしていればよかったのに」「こうしていれば勝てたのに」みたいな批判をする方が多いように思います。その点、風間さんの解説は減点法ではなく加点法だったのです。解説者としても指導者としても高い実績を残している風間さんのコーチングの技術を、いまだに精神論を手放さず何かと言えば個人を責めまくっている時代錯誤な親・教師・上司らにはこの風間さんの本をぜひとも読んでほしいものです。

 

 

 職場のハラスメント なぜ起こり、どう対処すべきか

 日本の職場(机の配置)はどうしてどこも同じような配置なんでしょうか...。机が向かい合っていて管理職の机だけが孤立しているあの「ザ・日本の職場」が私は嫌いなんですが...。もっと自由にバラバラでもいいのになぁとも思うのです。学校に存在する固定的なクラス(教室)が無くなればいじめは今よりも激減するのだそうです。日本の職場ももしかすると物理的空間配置をちょっと変えるだけで意外とハラスメントなんかも減るのではないかと思ったりもします。しかしながら昨今は「そもそもオフィスっていらなくね?」の時代に突入しつつあるので、頭の固い経営者も発想を転換しもっと自由に楽に働ける環境を作って欲しいですね。

 

 

 保守の遺言 JAP.COM衰滅の状況

保守の遺言:JAP.COM衰滅の状況 (平凡社新書)
 

 1月に亡くなられた保守論客 西部邁さんの遺言の書。 まだまだ元気だっただけに残念でなりません。これからは西部さんの残した書物を通じて西部流保守の神髄を学んでいきたい所存であります。

 

 

 マーティン・ルーサー・キング 非暴力の闘士

マーティン・ルーサー・キング――非暴力の闘士 (岩波新書)

マーティン・ルーサー・キング――非暴力の闘士 (岩波新書)

 

  こんな時代だからこそ忘れてはならない人物。それがキング牧師なのだと思います。1月には同じシリーズからガンディーにかんする本も出ていました。

 

ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)

ガンディー 平和を紡ぐ人 (岩波新書)

 

 

 

 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

 読書法にかんする本です。この手の本は山のように出版されており、またか...という感じなのですが、その一方で「どういう内容なのかなぁ〜」と思ってしまうのも事実。読書が好きな人にとって読書法というのは永遠の課題なのだと思います。 

 

 

 日本の公教育 学力・コスト・民主主義

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書 2477)

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書 2477)

 

  著者は以前に『なぜ日本の公教育費は少ないのか』という本を出版しています。この本も興味深い本だったのですが、版元が勁草書房で研究書(高価!)だったのでスルーしていました。今回は新書という形態で一般読者向けに書いてくださったようです。公教育は何のために存在しているのか...。やはりこれは興味深いテーマですね。

 

 

 

ニュースの深き欲望

ニュースの深き欲望 (朝日新書)

ニュースの深き欲望 (朝日新書)

 

  モリタツの新刊。著者の言いそうなこと(メディア論)はだいたい分かっているので、「今さら読んでもなぁ...」とも思っていますが、一応チョイスしておきました。