おんざまゆげ

"感受性マイノリティ男子"が綴る日々の雑記・雑感… 読書、映画、アニメの感想。

【映画】『森崎書店の日々』/失恋した女性が「古本」に癒やされ立ち直る!

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 世界一の本の街神田神保町を舞台にした同名短編を基に、失恋の痛みを抱え、ひょんなことから古書店に居候することになったヒロインが、奥深い本の世界と接することで少しずつ心の傷を癒やし成長していく姿を綴るハートフル・ドラマ。主演はモデルとして活躍する菊池亜希子。共演に内藤剛志田中麗奈。監督は「Presents 合い鍵」の日向朝子。

 

 付き合って一年半になる彼氏から突然べつの女性と結婚することを告げられた貴子。あまりのショックに茫然自失。しかも社内恋愛だったため会社も辞めざるを得ず、恋も仕事も同時に失い途方に暮れる。そんな時、神保町で古書店を経営する叔父のサトルからウチの店に住めばお金が掛からないと提案を受ける。

 

 こうしてサトルの店森崎書店の2階に住み、お店を手伝うことになった貴子。小説などほとんど読んだことのなかった貴子だったが、店の客や喫茶店のマスターなど本を愛する個性豊かな人々に囲まれ、いつしか本の世界に魅了されていく。こうして少しずつ失恋の痛手から立ち直っていく貴子だったが。<allcinema

  

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監督は日向朝子さん。

 2012年公開。

 八木沢里志さん原作の青春恋愛映画です。

 監督はこれが初の長編となる日向朝子監督。*1 

 主演は菊池亜希子さん、共演に内藤剛志さん、田中麗奈さんなど

 

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異次元ワールド「神田神保町」が舞台

 映画内容は、失恋した女性が「神田神保町」にて「古本」に癒やされ立ち直る! というコンセプトです。これは本好きにとっては十分にアリな展開だと思われます。

 

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 全体を通じて時間の流れがかなりスローな感じで、ほんわかしたムードが漂っている映画でした。

 主演の菊池亜希子さんが醸し出すほんわかオーラと、神田神保町が作りだす異次元ワールド感がうまくマッチングしているところがよかったです。

 

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叔父と姪の友情関係に感動!

 この映画では、叔父と姪という二人の関係性を丹念に描いています。

 親子やきょうだい、友達や恋人ではなく、叔父と姪という関係性です。

 これはかなりめずらしい組み合わせではないかと思います。

 そのような関係は、得てして兄と妹の関係と同型になってしまったり、性的な関係性の引力にひきずられてしまったりするのですが、この映画は叔父と姪という微妙な関係性の距離感を絶妙なバランスでうまく表現しています。

 下記のスクショの絶妙な距離感を見てください。父や兄だったら近すぎるし、恋人だったら遠すぎる。叔父と姪の距離感は古本2冊分で端的に表現されているのです。

 

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 叔父と姪の友情(友愛)関係はとても新鮮な「愛」のかたちだと感じました。

 とにかく叔父であるサトル内藤剛志さん)の貴子(菊池亜希子さん)に対する温かなまなざしに半端なく感動するのです。

 もちろんそこには内藤さんの演技力(まなざし力)が寄与しているのは言うまでもありません。

 

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*1:日向監督と言えば、実写化された『好きっていいなよ。』の監督で有名です。主演は最近ご結婚された?川口春奈さんと福士蒼汰さんでしたが、少女漫画⇒アニメ化⇒実写化というハイリスク物件で、案の定、映画は低評価(ほんとにつまらない!)。『森崎書店の日々』が良い映画だっただけに残念至極です。次の作品に期待したいですね。

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