おんざまゆげ

"感受性マイノリティ男子"がつづる日々の雑記・雑感… 読書、映画、アニメの感想など。

「あられもなさ」という性的快楽 —— なぜ、恋愛感情とセックスはつながるのか (2)

概要

 セクシュアリティにかんする問題は本ブログのテーマの一つである。*1

 恋愛感情とセックスの関係については以下の記事で詳しく論じたのだが、今回はこの話のつづきである。*2

tunenao.hatenablog.com

 

*1: セクシュアリティは重要なテーマである...

 理由としては、私が「セクマイ」で「百合好き」という個人的な問題からであるが、しかしその一方で、マイノリティを苦しめる社会的文化的な規範性に対して打撃を与えたいという動機もある。社会のなかで「普通」と思われているものは実はぜんぜん「普通」ではないということが分かれば、マジョリティはもっと謙虚になるだろうし、マイノリティはもっと生きやすくなると思うからだ。

 

*2: 前回の続きを書いてみた...

 といっても、まったくの勉強不足で、新しい知見はほとんどない。(本当はもっと先行研究や文献を調べたいのだが...。)

 

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『経済成長がすべてか? — デモクラシーが人文学を必要とする理由』/ 「ディーセントな人間」になるために

著者である「マーサ・ヌスバウム教授」の経歴

 アメリカのシカゴ大学教授で女性哲学者。専門はアリストテレス研究だが、哲学以外にも古典学、政治哲学、法哲学、教育学、フェミニズムなど多数の著作があり、幅広い分野で活躍している。2016年には京都賞を受賞した。

 本書はヌスバウム教授の「教育論」に関する本である。 *1

 

*1: マーサ・ヌスバウム教授

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【新刊】興味ありがちな文庫本 / 7月〜8月 新刊

7月〜8月の新刊(文庫)です。

 選定ルールは、

 ・7月〜8月に出版された興味ありがちな文庫。

 ・独断と偏見チョイス

 

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【小説】『コンビニ人間』村田沙耶香 / ロボットみたいな女の子がコンビニで働くコメディ小説

第155回芥川賞受賞作!

 

36歳未婚女性、古倉恵子。

大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。

 

オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、 変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。

 

日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、 清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、 毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。

 

仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、 完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、 私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

 

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、 そんなコンビニ的生き方は 「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。

 

現代の実存を問い、 正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

[アマゾンより]

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

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