おんざまゆげ

@スラッカーの思想

石井光太『遺体 〜震災、津波の果てに〜』/復興とは家屋や道路や防波堤を修復して済む話ではない

 生き延びた者は、膨大な死者を前に、
 立ち止まることすら許されなかった——
 遺体安置所をめぐる極限状態に迫る、
 壮絶なるルポルタージュ

 2011年3月11日。
 40000人が住む三陸の港町釜石を襲った津波は、
 死者・行方不明者1100人もの犠牲を出した。
 各施設を瞬く間に埋め尽くす、戦時下を思わせる未曾有の遺体数。
 次々と直面する顔見知りの「体」に立ちすくみつつも、
 人々はどう弔いを成していったのか?

 釜石の人は、弱くて、強い。(帯より)

 

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)

 

 

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