自分自身の「百合性」を確かめたいがために、今夏はいろいろと百合作品を物色しました。
結果は「それほど百合男子ではなかった…」というオチでしたが、それでも面白い作品が幾つかありました。今回はアニメ『ささめきこと』を観た感想を書いてみたいと思います。
『ささめきこと』
優等生の村雨純夏は中学からの友人、風間汐に想いを伝えられず、悶々としていた。
そんな二人のまわりには、食欲旺盛なブラスバンド部員・鳥追きより、少女ファッション誌読者モデルの朱宮正樹、蓮賀朋絵と当麻みやこの仲良しカップルなど、個性豊かな面々が集まっていく。ある日「放課後を女の子だけで楽しく過ごす部を作ろう」という話になって…!?(アマゾンより) 【公式HP】
いけだたかしさん原作の漫画(2007年)。
単行本は全9巻発売。
アニメは2009年にオンエアー。
《作品タイトルの「ささめきこと」とは、「ささやくこと。小声でひそひそと話すこと。ひそかに噂話をすること」などの意味である。》ささめきこと - Wikipedia
女子高生の切ない片想いを描いた作品ですが、内容は笑いを重視したラブコメです。
もっとマジメな作品かと思っていたのですが…
ラブコメといっても、ほぼ9割方スベってます!(原作は読んでないので分かりませんが)
まあ、勢いとノリで押し切るタイプのラブコメですね。
でも、僕的には「萌え条件」が揃っている作品でした。
・全体的にプラトニック
・女性同士でしかも友達(同級生)
・好きなのに「好き」と言えない片想い状況
こういう条件が揃っているアニメはほとんどありません。
その3条件があったからこそ全話(13話)見ることができたのだと思います。
無理だったアニメ…
試しに観てみたけど無理だった作品。
それは『ストライクウィッチーズ』です。
オープニングを観ただけで、これは無理だ、と判断しました。
全話を観切る自信がなかった…
頭から猫の耳が出てるとか…
お尻に尻尾が生えてるのとか…
なんとなくイヤな予感がしたので…
アニメオタクにもなれない感受性マイノリティ者にとっては、こういう作品が観れる人って羨ましい限りです。
観たいなぁという気持ちがあるのに、実際、観てみると「萌えない」…
この孤独感と疎外感は深いのです。