おんざまゆげ

@スラッカーの思想

SEALDs系の運動に参加して感じた違和感

 脱原発デモに参加したことがきっかけでSEALDs系のデモに参加したことがあった。違和感だからけだった。ぼくが参加していたのは小規模のものばかりだったけど、小規模だからこそ周囲の人間の「顔」がよく見えた。生活には困っていない「明るい学生」ばかりだった。なんかみんな嬉しそうだし、ウキウキしているし、はりきっている。社会はこんなにも暗いというのに...。

 基本、「反安倍」である。雰囲気的には「安倍政権が打倒されれば民主主義が復活し、国民がハッピーになる!」みたいな能天気さがあった。いまでは若者はむしろ安倍政権支持派が多数だという。では、あのSEALDsのブームはなんだったのか...。

 このひとたちはいったい「誰」のために運動をしているのか。「国民のため?」 いや、ありえないだろう。安倍政権が打倒されたからといってすべてがうまくいくはずがないのだから。天皇制が打倒されたからといってすべてがうまくいくはずがないのと同じだ。

 おそらく、以上のようなぼくの言い草はすべて「正しくない」だろう。しかし、実際に現場に行った肌感覚としてそう感じたのだ。違和感ばりばりで家に帰ってくると、ネットのSNSではSEALDsがブームになっている一方で、「ネット右翼」とおぼしきひとたちがSEALDsを罵詈雑言で叩いていた。