おんざまゆげ

@スラッカーの思想

「正しさ」ではわりきれないもの

 「正しさ」だけではわりきれないことがある。人間は感情的な生きものだから...。

 ぼくはYouTubeの犬や猫の動画に癒やされる。その一方、5分程度の動画でサラリーマン年収を超えてしまう「動物YouTuber」に嫉妬する。自分はこんなに苦労して働いているのに、なぜあいつらはお手軽な方法でサクッと稼いでいるのか...とイラだつ。このイライラする感情を犬猫動画で癒やす、という逆説を日々をくりかえしている。

 そういうムカつきやイラだちの感情は「正しくない」だろう。しかし、そういうイラだち・ムカつきは事実であるし、「正しさ」で収まるようなものではない。

 人間は「正しさ」だけで生きられるのか? ぼくはムリだと思う。そういう「正しさ」ではわりきれない「邪」な感情を抱えつつ生きているのがリアルな人間ではないかと思う。そういうリアルな人間像を「正しさこそ正義!」とばかりに「正しさ」で抑圧するばかりでいいのだろうか...。